窓装飾


カーテン

1    カーテンの語源
2005.10.25 Tue.
「カーテン」という語源は、ラテン語のコルティナ(CORTINA)だと考えられています。
この語の意味は 
(1) 鍋、 釜、 器  
(2) 人の輪 (サークル)
(3) 覆い 
ですが、フランス語の中にある(コルティーヌ)の語義は「ベットの周囲を覆う薄いとばり」の事をさします。
先のラテン語(コルティナ)がイギリスに渡ってから今日の「カーテン」と呼ばれるようになったように思われます。  

2    カーテンの変遷
2006.08.01 Tue.
日本におけるカーテンの歴史は相当古く、明治時代にさかのぼります。
しかし第二次世界大戦前までは、外国人居住宅、一部の豪商の間に使用され、高級美術織物的要素が強かったようです。
戦後、ライフスタイルの洋風化に伴い一般普及し、技術革新とも相まって展開していきます。現在では、素材、加工技術とも一段と向上し、日本のオリジナリティーが確立してきています。
 

3    カーテンの選び方
2006.08.01 Tue.
1、機能
現在のカーテンは、いろいろな付加価値を持たせている。それぞれの機能性を考えて、適材適所のカーテン選びが必要です。
  • ウォッシャブル
家庭用の洗濯機で丸洗い出来るカーテン。収縮もほとんど無く、乾きも早い。クリーニングに出すと、高料金をとられますのでお得感があります。
  • 遮光及びプライバシー保護
朝日の眩しいお部屋や直射日光を入れたくないところには、遮光カーテンがお薦め!
 
また、外から室内が見えにくい、プライバシー保護の「ミラーレース」は、一番の売れ筋です。
  • 防炎
自治省令消防法規則に基づく防炎性機能に適合した製品です。雑居ビル・一般家庭の台所周辺等にお薦めします。
  • 撥水
水分をはじき、汚れがつきにくいカーテンです。
洗面所やトイレ等にお薦め、バス・ルームのシャワーカーテンがこれにあたります。使わない時は換気に気配りしないと、いくら防汚製があっても、カビは発生します。
 
以上が主な機能面からの種類ですが、この他にゴミやほこりが付きにくく、洗濯時に汚れが落ちやすく加工をしたもの、静電気の起こりにくいもの、レースの白さを保ち、日焼けや色あせがしにくい耐光性のもの、タバコのニコチンや悪臭を消す働きのあるもの、ホルムアルデヒドを吸着・除去するもの、花粉を吸着するもの等、使われるカーテンの場所や用途・目的に合わせて、機能的に一番合うものを選ぶのが良いかと思います。
 
2、かたち
カーテンには、一般的な中央部分から両サイドに開閉する、ベーシックなものの他にも、様ざまな形があります。
窓の形によっては、適合できないものもありますが、インテリアに合わせて色々な演出を楽しむことが出来ます。
ここでは、それらのカーテンのいくつかを紹介いたします。
 
  • センタークロスカーテン
いろいろな窓に適応する応用範囲の広いスタイルカーテンの基本的なものです。中央部分でフックを一つだけ交差させたタイプ。これだけで、デザイン的にも遮蔽的にもアップします。
  • クロスオーバーカーテン
基本的なスタイルは、センタークロスと同じですが、中央部分を三分の一程度交差させ、縫い合わせたかたち。
  • セパレーツカーテン
腰高の出窓や小窓、縦長のフィクス窓にお薦めの、リボンやタッセルをアクセントにしたもの。
  • スカラップカーテン
出窓や腰高窓に合うタイプで、カーテンの裾にウェーブをほどこしたもの。
  • プレーンシェード
生地を水平にたたみながら、昇降させるシンプルなスタイルで、生地のデザインを充分見せることが出来るタイプ。
  • シャープシェード
基本的な形はプレーンシェードと同じながら、ヒダ山の裏部分にシェーバを入れ折り目部分を直線的にしたシャープな印象のスタイル。
  • バルーンシェード
降ろした時は通常のカーテンと同じスタイルですが、シェードを上げることによってウェーブを作り出す。
上部のヒダの選び方で、裾の形状が異なります。
 
この他にも、一枚の生地を巻き上げたり引き下げたりして開閉する「ロールスクリーン」や、閉める際はつづら折のようにプリーツが横にまとまる「プリーツスクリーン」、上げるにつれ、扇状の半円を形作るファンシェードなどがあります。
 
カーテンのかたちで、室内がエレガントにもカジュアルにもなります。ご自分の演出したいスタイルがこの中にあるでしょうから、いろいろ挑戦してみてください。
 
3、色
カーテン選びの中でもっとも楽しく、重要なのが、色選びです。
カーテンの色は、その部屋の天井、壁、家具、床などのバランスを考えて選びます。基本的には室内の天井や壁、床などには、心理的に刺激の少ない、また飽きの来ない色調(ベージュやブラウン系 オフニュートラル系の低彩度色)になっていますので、そこでのカーテンの色は窓の形や大きさにもよりますが、アクセントとしての役割が大きいでしょう。アクセントと言っても居間、寝室、ダイニングなどのそれぞれのお部屋に合ったものを選ぶのが良いと思われます。
例えばブラウンや濃いグレー、グリーンといった色調は、落ち着いたくつろぎのある雰囲気となります。
イエローやオレンジは明るく陽気でリラックスした印象になりますし、明るめのブールーは爽やかな清涼感のある朝の光景をイメージさせます。
季節ごとにカーテンの色を替えるのも良いかもしれません。
また部屋の写真を撮りやや大きめに現像し実際に色を当ててみて色目が決まったら、見本帳などから柄や素材を選ぶのもいいでしょう。
また、サンゲツのホームページには、シュミレーションでカーテン生地や他の素材を貼り付けながらコーディネートすることもできますので、アクセスしてみてください。
ただ、色や柄、素材感は、小さな生地見本だけでは、出来上がった時の印象が違うことがありますので、出来るだけ大きな生地の見本を見るか、ショウルームまで出掛けて最終確認されることをお薦めいたします。
 
4、バリエーション
この他、カーテンの裾にレースやトリムを付けたり、バイアステープを縫い付けることによってまた違った表情を楽しむことができます。
アクセサリーとしてタッセル(カーテンを束ねてとめるもの)にもりボタンや花、トリムやレースなどをあしらったものもあり、これらのもので一工夫して、他にはないご自分の空間を演出してみてください。
カーテンレールやホルダーにも木製のものや、金属製など様々ありますので、いろいろな組み合わせでオリジナリティ溢れるコーディネートを楽しんで下さい。
 
5、カーテンレール
 
  • 装飾レール
装飾レールは、木製・金属製・樹脂製があり、その形や素材も様々ですので、インテリアの一部としてコーディネートすればクラシックにもモダンにもお好みのスタイルになります。
  • 機能レール
静音性に優れたもの、耐久性にすぐれたもの、カーブが自由自在につくれるもの等施工性にも向上した、レールがライン・アップしています。
古くて開け閉めの大変なレールは、取り替えたほうが、生地を痛めたりする心配もなく、賢明だと思います。
 
  • 電動カーテンレール
価格は高いのですが、ワイヤレスリモコンタイプは、ベッドに寝たままや椅子に座りながら、離れたところから、自由自在にカーテンを開閉できる優れものです。
また朝寝坊の方には、タイマー予約が出来るものや、人体感知センサー付きの機種もあります。
 
  • ピクチャーレール
絵やパネルを簡単に飾れるレールです。最近は、レールキャップのカラーバリェーションも増えてきました。
 
  • テンションポール
主にカフェカーテン・シャワーカーテンなど小窓から間仕切に使うレールで、取り付けが簡単ですが荷重が掛かりすぎると外れてしまいますので、注意が必要です。
 
  • カーテンボックス
遮光・断熱性がアップします。
最近のマンションでは、存在感のないように、壁紙を貼りくるんだものが多いようです。
 
(この項 鈴木孝尚)
 
 
 
(写真) 上段左から センタークロス セパレーツ スカラップM型 プレーンシェイド シャープシェイド
下段左から バルーンシェイド クロスオーバー 金属製装飾レール 同ルネッサンス調 木製装飾レール
 



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