壁紙メーカーの取り組み
(さまざまな安全規格の基準をクリアした製品を皆様方の元へ)
SV協議会(国産壁紙メーカーを主とした団体)の定めた自主規格です。ドイツのRAL規格とほぼ同様の品質基準に加えて、より安全性を追求すべく独自の基準が定められています。
Safety Vinyl Wallcoverring Standard の略称
壁装材料協会によって制定。製造から廃棄まで、商品のライフサイクル全体を視野に入れ、環境と健康に害を及ぼさないことを確実にする為により厳しい規定が設けられています。
Interior Safety Material の略称
JIS−A6921のクリア
ドイツの壁紙メーカーが組織した「壁紙品質保証協会」が、REL(ドイツ商品安全・品質表示協会) ドイツ連邦環境省の外郭団体 の協力を得て1991年3月に制定。1996年11月にはバージョンアップされ、より厳しいものとなっています。
「ビニール壁紙から放出されるホルムアルデヒドの濃度は、通常の大気中に存在する濃度とほぼ同じである。」と発表。
(注)健康住宅研究会 当時の通産省・厚生省・建設省・林野省が協力し、建設団体や学識経験者が集まって官民合同で発足した研究会。「室内空気汚染による継続的な健康への影響を低減する住宅」を研究課題とし、平成8年、実際の住宅調査をおこないました。
2003年7月1日より、建築基準法が改正され、ホルムアルデヒドを発散するおそれのある建築材料の使用制限が、厚生労働省の定める指針値によって法定化しました。壁紙にも、制限なしに使用できるマークである「F☆☆☆☆」のシールが貼ってある場合は、建築基準法の対象外となり、無制限に施工することが出来ます。
接着剤メーカーの取り組み
現在、壁紙用接着剤には、澱粉やセルローズのような天然系接着剤と石油を原料とする、合成樹脂系の接着剤が主に使われています。
地球環境保全に関心が寄せられている現在、澱粉は、馬鈴薯・小麦・米・とうもろこし・タピオカ等、自然の穀物から収穫できる非常に安全な原料です。また、壁紙用の接着剤のJIS規格に含まれる製造方法には1種と2種があり、澱粉を水と混合し、加熱によって糊化する方法と、澱粉とみずとを混合し常温で薬品などで製造する方法の二種類があります。現在は主に後者が主流になっています。
澱粉系接着剤の短所として、腐敗しやすいことがあります。従来は安価なホルマリンを防腐剤として使用しておりましたが、住宅の室内空間を汚染させない資材の要望が強くなり、これに代わる人体に安全なものを使ったゼロホルムアルデヒドの接着剤が登場しました。
また、最近は、ホルムアルデヒドのみならず、その他の室内空気を汚染する可能性のある揮発性有機化合物(VOC)が発生しない性能をもった製品も登場しています。
ますます高気密・高断熱住宅が主流になる昨今、室内環境・壁紙素材・下地の条件が時代と共に変化しています。このような条件でも十分に対応出来るように、接着剤も安全性・性能面の両方から日々進化し続けています。
建築基準法の改正後は、JIS製品、大臣認定製品の表示あるいは、ホルムアルデヒド対策品マークが無ければ使用できません。「F☆☆☆☆」のマークがあれば、制限なしに使用できます。